香典返しを考える時に、人間性が問われます。
なぜなら、葬儀の様に全体ではなく、個人に向けて行われる物だからです。
よく「連名の香典は香典返しが大変で迷惑だ。
もらわない方がマシだ」という意見を耳にします。
これは非常に残念な価値観です。
損得勘定だけで気持ちを量ってしまうは、悲しいことです。
連名の方は、もしかしたらまだ常識を知らない若者で、常識や習慣を手探りし、精一杯の気持ちを贈ったのかもしれません。
または、お金が無い、などの理由で皆で出し合って香典の形を作ったのかも知れません。
どんな理由であるにしろ、遺族に対してお金を包んでくれるというのは、善意でしかありません。
《香典返しに悩んだら》引き物ドットコム
金額が低かろうが、連名だろうが、いただいた善意を踏みつけるようなことを考えてはいけないのです。
香典返しに限らず、結婚式などでも「損をした、得をした」と、収支を計算するようなことをおっしゃる方が多くいますが、例え手ぶらでも、来て下さるだけでも、ありがたいのです。
その心を持っていれば、香典返しに感謝の気持ちを込めることができます。
大切な人の旅立ちの時に、共に立っていてくれることがどんなにありがたいことなのか、もう一度考えてみましょう。
香典返しのツボは、「基本を押さえる」という事です。
大人らしく、自分らしく、そして、故人らしく、という気持ちが先走り過ぎると、必ず迷惑をかけることになります。
あたりまえのことを知り、それができるという前提があって初めて、スマートな主張ができるというものです。
香典返しで必ず押さえておきたいのは、
●贈る時期
●贈る金額
●贈る品物
●挨拶状、お礼文
●表書きです。
時期は、基本的に即日返しと四十九日の忌明け後。
金額は半返しが基本ですが、高額になると3分の1、4分の1返しとなります。
品物は、『香典返しと大人ルール』『香典返しで贈りたい品』を参考に!挨拶状は、略式であることを伝え、お礼と、四十九日の法要が済んだことをしっかりと丁寧に伝えます。
季節のあいさつなどは不要で、句読点も用いません。
即日返しでお返しがすんでいる場合も、挨拶状は送ります。
表書きは「志」であれば、宗教を問わず使えます。
この基本が抑えられているかどうかで、大人力が測られます。
しっかりと対応して行くことで、個人の名誉も守られるでしょう。